悪性リンパ腫の種類

低悪性度リンパ腫

低悪性度リンパ腫は、病気の進行が比較的遅く、年単位でゆっくりと進行するケースが多いリンパ腫です。 リンパ節が腫れる以外に自覚症状がほとんどないので、首や腋の下、足の付け根のリンパ節の腫れで病院を受診したり、健康診断で発見されたり、といったケースがほとんどです。

濾胞性リンパ腫
MALTリンパ腫
小細胞性リンパ腫
形質細胞性リンパ腫

濾胞性リンパ腫

(follicular lymphoma)
リンパ節の二次濾胞から発生するリンパ腫で、胚中心B細胞に由来します。
腫瘍は濾胞(濾胞とは、袋状の構造のこと)様の構造を示して増殖し、小〜中型の胚中心細胞と大型で芽球化した中心芽細胞から構成されます。
新WHO分類では腫瘍組織内に存在する中心芽細胞の数によるグレード分類がなされています。
グレード1、2はゆっくりと進行する従来の低悪性度濾胞性リンパ腫に相当し、
グレード3はびまん性大細胞型B細胞リンパ腫に似た臨床病態を示します。

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MALTリンパ腫

=粘膜関連リンパ組織由来B細胞性リンパ腫。
MALTリンパ腫は胃、肺、胸腺、甲状腺、唾液腺、涙腺、眼窩、結膜、乳腺、腎臓、膀胱などのリンパ節外臓器の
粘膜関連リンパ組織(mucosa-associated lymphoid tissue;MALT)から発生します。
橋本病、シェーグレン症候群、ヘリコバクターピロリ感染などの先行する慢性炎症を伴います。
多くの場合、腫瘍は長期にわたって発生臓器に限られ、臨床上ゆっくりとした経過をたどります。

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