悪性リンパ腫の種類

高悪性度リンパ腫

バーキットリンパ腫
リンパ芽球性リンパ腫

バーキットリンパ腫

バーキットリンパ腫はB細胞が腫瘍化したもので、非ホジキンリンパ腫の中でも特に病気の進行が
速いです。小児に多く、成人では少ないリンパ腫です。
また、男性に多く、男女比は2.5:1となっています。
進行するとリンパ節外臓器に広がりやすく、中枢神経浸潤や白血化しやすいこともあります。
増殖が速いため、発見次第、すぐに治療を始めなければいけません。
しかし、増殖が速い分、抗がん剤への感受性が高く、短期集中型の強力な化学療法で治癒も可能です。
バーキットリンパ腫にかかる原因の一つとして、エプスタイン-バーウイルス(Epstein-Barr virus;EBV)の感染があります。 EBウイルスはB細胞に感染し、B細胞を増殖させます。
しかし、EBウイルスの感染は珍しいことではなく、ほとんどの人はEBウイルスに感染していて、 日本人では90%以上の人が感染しています。EBウイルスは普段は特に悪さをすることなく共存していきますが、 ごくまれにバーキット-リンパ腫の発生に関与することがあるとされています。

また、バーキットリンパ腫のほぼ全てで、c-mycというがん遺伝子の転座が起こっています。
AIDSの人にもバーキットリンパ腫が発生しやすい事が知られています。

▲上に戻る

リンパ芽球性リンパ腫

リンパ芽球性リンパ腫は、T細胞、B細胞の前駆細胞を起源とするリンパ腫であり、T細胞由来が90%を占め、B細胞由来はまれです。
臨床的には急性リンパ性白血病に似た経過をとり、WHO分類でも両者を区別していません。 腫瘤を形成し、骨髄中のリンパ芽球が25%以下のものをリンパ腫と呼ぶのが一般的です。

▲上に戻る

悪性リンパ腫の種類



ホームに戻る

Copyright(C) 悪性リンパ腫 完治への道! All rights reserved.