中悪性度リンパ腫
びまん性大細胞型B細胞リンパ腫
マントル細胞リンパ腫
濾胞性リンパ腫
びまん性大細胞型B細胞リンパ腫
(diffuse large B cell lymphoma:DLBCL)
びまん性大細胞型B細胞リンパ腫では、正常なリンパ腫の2倍以上の大きさの核を持つ
大型Bリンパ球細胞のびまん性増殖を示します。
日本人に最も多いリンパ腫で、悪性リンパ腫の30〜40%を占めます。
リンパ節だけでなくすべての節外臓器からも発生し、たくさんの亜型があります。
●亜型:縦隔(胸腺)大細胞型B細胞リンパ腫
(mediastinal (thymic) diffuse large B cell lymphoma)
胸腺B細胞由来のリンパ腫と考えられていて、若い女性に多いです。
●亜型:血管内リンパ腫
(intravascular lymphoma)
●亜型:primary effusion lymphoma
●亜型:膿胸関連リンパ腫
(pyothorax-associated lymphoma)
●亜型:de novo CD5陽性DLBCL
マントル細胞リンパ腫
(mantle cell lymphoma:MCL)
マントル細胞リンパ腫は、正常リンパ濾胞のマントル層というところに存在する小・中リンパ球由来で、
びまん性または結節状に、中間の大きさのリンパ球の単調な増殖が見られます。
びまん性大細胞型B細胞リンパ腫との鑑別が必要で、予後は不良です。